promise

「うう・・・寒いなぁ」

そう言うと、彩子はそっと、私の腕に自分の腕を絡ませた。

何もなくても、こうして近づける季節。

寒いのは嫌だけど、こういうのはいいな。

大好きな彩子と腕を組んで歩く。

幸せな気持ちがこみ上げる。

北風が来るたび、一歩ずつ近づく二人。



「望、何か飲む?自動販売機あるけど」

「そうだな、珈琲よろしく」

彩子は、自動販売機の温かい、珈琲のボタンを押した。

それだけなのに、私の心も暖かくなっていく。

熱いコーヒーを口にする。

彩子の温もりが伝わるような気がした。

寒いけど、彩子がいるから寒くない。



様々な想いが駆け巡る。

冬の寒空の中、彩子と二人。

想いを馳せながら、彩子をそっと抱きしめた。

このまま眠りに落ちたくなるほど、温かな彩子と温もりを確かめた。

彩子はそっとキスしてきた。

熱くなる体。止められない心。

雪に包まれていく・・・

「ずっと彩子だけだよ・・・」

そう伝えると、彩子は耳元で

「私もよ、ずっと望だけを愛し続けるわ・・・」



彩子は私の手を見た。

薬指には彩子からプレゼントしてもらったシルバーリングをはめてある。

大切な大切な彩子からの贈り物。

私の宝物だ。

指にはめているだけで、彩子が私の事見つめてるように感じる。

守ってくれている。

愛の証だ。

彩子の笑顔は私の心を暖かくしてくれる。

この笑顔も大事な宝物だ。



「望・・・好きよ・・・」

そう言われるだけで、何もどうでもよくなってくる。

かなぐり捨てて、彩子にキスされていたい。

熱い想いをぶつけたい。

二人で過ごしている、今この時がものすごく大切だ・・・

「彩子・・・キスして?」

そう伝えると、彩子は唇を重ねた。

静かなキス。ゆったりとしたキス。

ちょうど心地よくて、しばらくは快楽に浸っていた。

夜空の星に誓いをたてるように・・・

彩子は私の髪の毛をそっと撫でてくれた。

力が抜けていく・・・

「好き・・・」

そう囁く彩子の声がまるで鳥の鳴き声のように聞こえた。

愛してる・・・彩子、もう絶対に離さない・・・そう誓う。



こんな想いは、きっと冬という季節がくれた、大事な宝石だよね・・・

彩子をギュッと抱きしめて感じてた。

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